今時の若い者

上甲 晃/ 2003年12月9日/ デイリーメッセージ/

「大阪から日本を変えよう」とのスローガンのもとに、大阪市内で、『関西改革会議』が開催された。この会議は、最初の運動として、大阪府の窮状を取り上げ、「崖っぷち大阪゛救命大作戦゛」に取り組んでいる。

今回の会合を中心になって主催したのは、『青年塾』関西クラスの塾生諸君。寸劇による大阪の現状の紹介、ディへートによる論点の明確化、活動方針の発表など、なかなか充実した内容となった。集まった人たちも、およそ百六十人以上。大阪府知事選に立候補表明した江本孟紀氏も特別参加して、雰囲気を大いに盛り上げてくれた。それにしても、この会合は、とかく政治に無関心と言われている若い人たちが、熱く燃えている姿が印象的であった。

関西改革会議なるものを提案したのは、私である。世に言う、゛言い出しっぺ゛である。しかし、この関西改革会議なるものを粘り強く軌道に乗せてくれているのは、私ではない。私の思いに呼応して行動を起こしてくれた若い人たちである。゛今時の若い者゛は、実に良くやると私はつくづく感心させられた。大したものである。

「関西から日本を変えよう」。それは、関西改革会議の思いである。日本の中でも、最近、関西の低迷振りを、私は大いに嘆いている。低迷には色々な原因がある。とりわけ、私が問題だと思うのは、政治に対する 無関心だ。政治を馬鹿にすればするほど、そのツケが自分に回ってくると、私は考えてきた。関西、とりわけ大阪にその傾向がなお強い。そこで、政治に目を向け、良い政治家を支援していく運動を提唱したかったのだ。大阪の投票率は、いずれの選挙も低調。ほとんど全国最下位をさ迷っている。なかでも、若い人たちの投票率は、十パーセント台。政治への無関心は、目を覆うものがある。
私は、大阪を変えるためには、大阪の若い人たちが目覚め、立ち上がり、行動を起こすことだと確信している。『関西改革会議』は、若い人達だけの力で運営されてきた。しかも、若い人たちは、毎週、会合を粘り強く開催して、準備してきた。その継続力と執念には頭が下がる。電子メールがまるで、雨嵐のごとく行き交い、熱気がひしひしと伝わってきた。私はそれだけでも、大阪を変える運動の手ごたえを感じた。若い人たちが立ち上がると、その勢いは、情熱的で、しかも爆発的である。

挫折しそうな事態も何度かあったはずだ。別段自らの利益と直接何の関係もないのだから、何時投げ出しても構わない。しかし、みんなは我慢強く、全力を尽くしてきた。その努力が、少しずつ実りつつあるようだ。