熱い声援

上甲 晃/ 2005年11月19日/ デイリーメッセージ

「大阪でのデイリーメッセージ五千号達成・感謝の講演会に参加させていただい時、会場の雰囲気が非常に盛り上がり、熱気がむんむんしていたことに驚きました。私は、今回、高松で感謝の講演会を主催させていただくに当たり、どのようにすればあのような熱気に満ちた講演会が開催できるかをずっと考え続けてきました」。高松空港まで私を迎えてくれた鈴木荘平さんは、ハンドルを握りながら、話し始めた。
複写はがきを書くことにかけては、人語に落ちない鈴木さんだけあって、講演会の準備も通り一遍のものではなかった。「すべてに最善を尽くす。それ以外にないと思い、考えうるすべてのことはしました」と言う。
この日の会場の定員は、百五十人。幸いにも、講演会に参加したいと申し出ていただく方が多くて、とてもすべての要望を受け入れられないとわかった時から、鈴木さんは実にきめの細かい対応をしてくれている。例えば、参加を希望すると申し込んできたすべての人達に対して、「お申し込みいただいてありがとう。当日はお待ちしています」とのはがきを出している。はがきをもらった人達は、行き届いた配慮に恐縮した。
おかげで、参加する予定の人達は、「必ず行こう」と思ったことだろうし、その後に、止むを得ず欠席せざるを得なくなった人は、黙って欠席するわけにはいかないと、その旨を伝えてきてくれた。この日、定員百五十人の会場は、きっちり満席。わずかな誤差は、『青年塾』の塾生諸君が立つことによって解決した。
それにしても、『青年塾』の諸君も良く働いてくれた。四国地区在住のほとんどすべての塾生諸君が顔を揃えて、惜しみなく力を出してくれている。普段から、機会を見て塾生諸君の面倒を見てくれている鈴木さんだからこそ、塾生諸君も、馳せ参じたしだいである。
この日会場に集まった人達の視線は熱かった。それは、私が壇上に立った時から、ひしひしと感じることができた。まさに、鈴木さんが当初から目標にした大阪での講演会と同じ雰囲気である。終わった後の拍手も、大阪の時ほどではなかったが、普段の講演会と比べると、はるかに長く続いて、なかなか鳴り止まなかった。私も思わず、自らの身を置く場に困るほどであった。
鈴木さんは、単に人を集めるだけではなく、この講演会の意味を様々な機会に、皆さんに伝え続けてきたのである。そのため、聞きに来ていただく方々の心構えが違っていた。私が感謝の心を伝えるつもりで呼びかけた講演会で、またまた皆さんに感謝し直さなければならなかった。

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