箱根会議レポート6(各地の実践報告4)

上甲 晃/ 2009年3月24日/ 日本志民会議/

『食と子供』
元上田市教育長 大塚貢さん

元上田市教育長 大塚貢さん

私が校長の時代にとても荒れた学校に赴任した。初めて教育長になった時も暴走行為だらけで町が荒れていた。

なぜ学校が荒れるのか?問題は先生の授業内容だ。ただ教科書を読んで難しい言葉を解説するだけのまったく工夫の無い授業。それなのに子供たちが荒れると教師は子供のせいにする。授業が楽しくないから、子供たちは勉強から、学校から離れていく。

授業を良くしていっても、まだまだ学校の荒れが無くならない。勉強に無関心になっている。なぜか。

犯罪を犯したり無気力な子供たちの親を見ると、共通点がある。弁当の時も作ってやらず、コンビニ弁当を買って済ませている。「今日のおかずは美味しかった?」などの会話も無くなっている。本格的に食事に調査をした。朝ごはんを食べていない子に、荒れる子無気力な子が多いことが明らかになった。

朝食食べても菓子パン、ハム、ウインナー、夕食も焼き肉ばかり食べている子にキレる子無気力な子が多い。カルシウムを摂取できていない。バランスよく栄養素を採れていない。親にバランスの良い食事をさせてくれと頼んでもしてくれない。好きなものを食べさせればよいと言う。

それでは学校で食べさせるしかない。いわしの甘露煮、さばの味噌煮を給食で出したが最初は評判が悪かった。いろいろなご飯を使ってみたが、コクゾウムシもわかない米がある。

それで地元の無農薬の米を使うことにしたら、一部の農家とだけつながっている・・・と批判された。農協から買っても一部の団体と癒着と批判された。

鉄分、カルシウム、亜鉛の含まれる魚のメニューを増やした。アトピー、アレルギーの子供が居なくなった。そして学力も共通テスト比較すると大きく全国平均を上回るようになった。

(このレポートは青年塾3期生大久保守晃さん作成です)