全国会議レポート

上甲 晃/ 2000年9月18日/ デイリーメッセージ/

「志ネットワーク全国会議・浪花大会」が終わった。大阪の南港埋立地に完成した国際交流スクエアーを会場に、いかにも大阪らしい趣向にあふれた大会 であった。とりわけ、落語、乙女文楽などの大衆芸能を楽しめたり、参加者の希望によりコース別の選択ができたり、障害を持つこどもたちとともにキックベー スボールを楽しめたり、実に行き届いた内容の大会になった。みんなに充実した時間を過ごしてほしいとの事務局の人たちの熱烈な願いがみごとに実を結んだ。 聞くところによると、それぞれに忙しい仕事の合間、何度も何度も打ち合わせを重ねたとか。それだけの値打ちが十分に現われた大会が開かれた。やはり、「手 間を掛けること」は、「心を掛けること」であることを証明してくれた。

コース別に別れたとき、私たちを案内してくれた中松さんは、バスの停留所まで、かなりのスピードで先頭を歩いた。どうしてそんなに急ぐのだろう か、ふと首を傾げた。その理由は、バスがすぐに姿を見せて、よくわかった。ちゃんと、歩く距離、時間を事前に測定してあって、しかも乗り合いバスの時刻表 も掌握されているから、それに合わせて案内しているのだ。中松さんは、独り言のように、「良かった。予定どおりのバスに乗れて」とつぶやいた。リハーサル がちゃんと行なわれていたのである。

それだけではない。大阪湾内を遊覧する船の中で、昼食に食べるお好み焼きのメニューを一人一人に聞いて回る。そして、それをお好み焼き屋さんに連絡して、店に到着すれば、すぐに食べられる手筈を整えてくれた。要するに、いたれり、つくせりなのである。

ホテルの部屋には、手作りの折紙とメッセージがある。2日間同じ部屋を使うから、部屋のシーツやタオル類は、取り替えなくてもよいとホテル側に事 前に連絡してある。考えられるすべての心遣いを実行に移しているのだ。当然、参加者は、その心遣いをビンビン感じて、すこしでも運営に協力しようと、動き が敏速になる。まさに、「志ネットワーク」伝統の雰囲気が充満した全国会議になったようだ。

全国会議の開催も会を重ねてきた。各地を持ち回りで開催する会議は、それぞれの地域の特徴を実感できる。楽しい集い。また、事務局の人たちは、ボ ランティア精神を発揮して、参加者に喜んでもらえることを自らの喜びとして、ボランティア精神を発揮して、参加者に喜んでもらえることを自らの喜びとし て、自分たち自身の学びとしている。常に、みんなが「より良くありたい」との心をもって集まる会合は、雰囲気力が良い。雰囲気力が良くなれば、そこに身を 置くだけで、人を成長させてくれる。来年は、岐阜が会場である。岐阜には、大阪と同様、会員が多い。今から楽しみだ。