青年塾東クラス22期生「さいたま東京講座」のご案内

上甲 晃/ 2018年11月17日/ 各種ご案内, 青年塾

講座テーマ

「おもてなし」

東クラス22期生は、長岡講座で初めて顔を合わせ、松島講座では「志」を共に学ぶ仲間との絆をさらに深め、ねむの木講座では、何より最初に良くしなければならないのは「自分自身」であるという原点に立ち返り、宮城まり子おかあさんから、やさしいことはつよいということを肌で感じ自分自身を見つめ直しました。
会社存亡の危機から這い上がった石坂産業・人知れない嫉妬心による極度の自己嫌悪を克服した上神田氏、両者とも共通しているのは、常に謙虚に他人の幸せを自分の幸せと考え、あなたのために心の限りを尽くす「おもてなし」を求め続けてきたところにあります。
今回の埼玉・東京講座では、「おもてなし」をテーマに「おもてなし」に励めば励むほど自らが高められることを学ぶ場といたします。
石坂産業の経営理念は、「謙虚な心、前向きな姿勢、そして努力と奉仕」。地元・埼玉県所沢周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの報道を機に、石坂産業は、地域住民から埼玉県に対し産業廃棄物処理業の許可を取り消すことを求める行政訴訟が提起されました。社長の石坂典子氏は、敵意をもった「熱意ある批判」を真正面から受け止めて、「地域に必要とされる会社」をつくろうと奮闘しましたが、会社敷地の片隅でホタルを育てるだけではすぐに実現しませんでした。しかし、地域の歴史を深く学びとったこと、世界の人たちが持つ問題意識と合わせたとき、社員のおもてなしのベクトルを、里山再生という地元の本質的な問題に合わせることができ、「地域に必要とされる会社」になりました。また、誰もができる「当たり前のこと(挨拶と3S(整理・整頓・清掃))」を徹底することで社員の誇りという土台を築き、その実現を強固にしている場から実際に感じ取り学びます。
新宿調理師専門学校(校長・上神田梅雄氏)の特徴は、調理師として、社会人として一流になるための「心構え」と「技術」を学ぶ人を創るというところにあります。春の卒業式は「立志式」と銘打って催しており、優しさや思いやりが料理の原点であるとして、東北「被災地訪問活動」や「羽田街道おもてなし清掃」といった校外活動を行っています。学校では、調理師である前に、まず人として育てる、「良き習慣」がその人の人格を創るのという信念で、お預かりした生徒たちに「良き習慣(打てば響く元気な返事、先手の挨拶、使う前よりきれいにするあと片づけ)」をつけて送り出す、ということを校長の上神田梅雄氏をはじめ職員の方が率先垂範で徹底しています。賞賛を受けておごることなく、落胆することがあっても前向きに夢を追い、そして自分が社会に奉仕できることは何かを見定め、努力を続けた石坂典子氏。大切なことは常に「謙虚」であることであり、己の至らなさに対するはにかみと恥じらいという慎み深さを失ってはいけないという上神田梅雄氏。本講座では、心をどのように磨き、おもてなしを実践しているか、研修を通して学び、今までの過去の自分を変え、今後継続して自分が変わる礎を築いていきたいと思います。

講師紹介

・石坂 典子(いしざか のりこ)様
1972年東京生まれ。埼玉県入間郡三芳町にある産業廃棄物会社・石坂産業株式会社代表取締役社長。
99年所沢周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの報道を機に、同社の批判が集まり、01年事実上の撤退・廃業を求める行政訴訟が提起される。これを機に「私が会社を変える!」と父に直談判し、02年代表権のない2代目社長に就任。「社員が自分の子どもも働かせたい」と言える企業づくりを目指し、荒廃した現場で社員教育を断行し、社員の4割が去り、平均年齢が55歳から35歳になりながらもやり抜く。
また、会社の業態を売上の7割を占めた焼却事業から完全撤退し、難易度が高い建設系産業廃棄物のリサイクル事業に特化。業界屈指の「減量化・再資源化率95%」を達成。地元の里山の保全、再生に尽力し、13年経済産業省「おもてなし経営企業選」に選抜。
14年財団法人日本そうじ協会主催の「掃除大賞」と「文部科学大臣賞」をダブル受賞。同年、「里山環境教育フィールド三富今昔村」を開業、年間1万人以上の来場者を集める。
・上神田 梅雄(かみかんだ うめお)様
1953年、岩手県三陸海岸の普代村に10人兄弟の7番目として生まれる。
71年、岩手県立久慈高等学校卒業、実家の家計を助けるため、製綿業・雑穀業に従事。
73年、上京し、新宿調理師専門学校・夜間部に入学、「学僕」として学ぶ。(「学僕」とは、同校独自のエリート育成システム。授業料の大幅減額/寮完備/生活費支給/定期代支給/学用品代全額免除等)
75年、卒業と同時に、和の料理人、故・西宮利晃氏に師事し、12年間・11店補の厨房にて修業を積む。87年、銀座「会席料理・阿伽免」にて料理長となり、その後24年間・5企業にて総料理長として腕を振るう。
2011年新宿調理師専門学校・校長に就任。

講座詳細

講座日程
平成30年11月30日(金)~12月2日(日)
開催場所
〈会場1〉
石坂産業
〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町上富1589-2
〔交通〕東武東上線「ふじみ野駅」より車で約20分
〈会場2〉
新宿調理師専門学校
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目5-3
〔交通〕東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」徒歩約3分
宿 泊 先
国立オリンピック記念青少年総合センター
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
TEL:03-3469-2525
〔交通〕小田急線「参宮橋駅」徒歩約7分
集合時間
平成30年11月30日(金)10:50
集合場所
東武東上線「ふじみ野駅」西口 三井住友銀行ふじみ野コンサルティングオフィス前
解散時間
12月2日(日)11:30
解散場所
新宿調理師専門学校
参加費用
現役生  31,000円(上甲塾長記念講演・懇親会10,000円は含まず)
OBOG 17,000円(全日程参加の場合の目安)
※なお、12/2午後開催の上甲塾長記念講演(講演会費3,500円、懇親会費6,500円)に参加される方は、こちらへお申込み願います。
事前課題
石坂典子「五感経営」(日経BP社)
上神田梅雄「人生で大切なことは、すべて厨房で学んだ」(現代書林)
上記を読んで、それぞれ1枚ずつ感想をまとめて下さい。
準 備 物
マイ箸・マイコップ・水筒・雑巾3枚・布巾2・三角巾・エプロン・手拭きタオル・雨具・軍手・保険証・寝間着・筆記用具・メモ帳・薬・洗面用具(歯ブラシ等)・タオル・バスタオル・ボディーソープ・シャンプー・洗顔・サンダル・名刺・会場間移動用バッグ(課題発表等資料準備品携帯用)交通系ICカード(suica等/会場間の移動に使用。2,078円)・書籍「松下幸之助に学んだ人生で大事なこと」・坂の上の雲5巻~6巻・デイリーメッセージ最新号
服  装
チームポロシャツ(東22期塾生)
・動きやすく節度のある恰好、掃除のできる格好
※ジーンズ等デニム生地でできたカジュアルなズボンはご遠慮ください。
※宿泊先は、第1日目の11月30日(金)まで暖房が使用できません。
寒くなると予想されますので、各自で防寒対策をお願いします。
参加申込
下記事項を明記の上、志ネットワーク事務局までご連絡ください。
・到着と出発日時(どの部分をご参加いただけるか)
・現地まで、または、会場までの交通手段
・ご自身の電話番号(平日・休日とも連絡が取れるもの)
・メールアドレス
・緊急連絡先
締め切り
平成30年11月21日(水)まで

講座スケジュール

時間 内容 場所
11月30日(金)
10:50 現役生集合 東武東上線「ふじみ野駅」西口
11:20 受付 石坂産業
12:00 開講式
13:00 石坂産業 石坂社長講話・工場見学・夕食
20:30 課題発表 オリンピックセンター
22:00 入浴等
23:00 就寝
12月1日(土)
06:00 起床 オリンピックセンター
06:30 朝の集い 代々木公園
07:35 朝食 オリンピックセンター
09:00 食事研修 新宿調理師専門学校
13:00 上神田校長先生講話・ディスカッション
16:30 掃除研修 オリンピックセンター
18:30 夕食
19:15 課題発表
20:30 塾長ととことん語る
22:00 入浴等
23:00 就寝
12月2日(日)
05:30 起床 オリンピックセンター
05:55 朝食
07:30 朝の集い 東京港野鳥公園
08:00 羽田街道おもてなし清掃 東京港野鳥公園近く
10:50 閉講式 新宿調理師専門学校
11:30 片づけ・昼食
13:30 上甲塾長記念講演 第一部
16:30 上甲塾長記念講演 第二部
19:00 懇親会 ザ サクラ ダイニング トウキョウ
21:00 解散 最寄り駅:丸の内線「西新宿駅」

※スケジュールは変更になる場合がございます。

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